
エクセルの関数で平均値を求めるのにAVERAGE関数を用います。
単純な平均値を求める場合は電卓アプリなどで十分かもしれませんが、定期的に使用する場合や毎月の計算で使用する場合はエクセルが便利です。
本記事では平均値の関数であるAVERAGE、AVERAGEIF、AVERAGEIFSの使用方法を紹介します。
始めに平均値を求める関数の違いから説明しますと
- AVERAGEとは「平均値を求めるのに使います」
- AVERAGEIFとは「範囲内の条件に一致するすべてのセルの平均値を求めるのに使います」
- AVERAGEIFSとは「複数の検索条件に一致するすべてのセルの平均値を求めるのに使います」
となります。

AVERAGE関数でどの関数を使っていいかわからなくて…

それぞれ特徴があるけど基本的にはAVERAGE関数だけで十分だよ😊
エクセルのよく使う関数をリスト化しました。よろしければご覧ください。


こんにちは。ちんあなごです。
ちんあなごはIT業界で15年以上働いていてパソコンや周辺機器の選定も行っています。
日々ユーザー対応を行っているため、ユーザー目線でトラブル解決することを目指しています。
エクセルで平均値を求める方法
エクセルで平均値を求めるにはAVERAGE関数を使います。電卓も便利で早いですが、エクセルで平均値を求める関数を組んでいると一度だけではなく何度も使用することができます。
平均値を求める関数はAVERAGE、AVERAGEIF、AVERAGEIFSがあります。それぞれ特徴を見ながら計算式を確認しましょう。
AVERAGE関数の使い方|平均値を求める
AVERAGE関数の設定方法で範囲を指定する場合に「B5:B16」とコロン(:)で指定しますが、「B5,B6,B7,B8,B9,B10,B11,B12,B13,B14,B15,B16」とカンマ(,)で一つのセルごとに指定することも可能です。
カンマ(,)のメリットはセルを連続して指定する必要がなく飛び飛びのセルの指定ができることです。今回はコロン(:)とカンマ(,)の両方で説明しています。
それでは見ていきましょう。

- 対象のセルに「=AVERAGE」と入力します。

- 対象範囲のセルをクックしながら範囲指定します。
- 上記ではB5:B16が範囲内となります。

- 最後にカッコで閉じてAVERAGE関数の完成です。

- カンマ区切りをすることでセル一つずつを指定します。

- 一つずつセルを指定するため数が多いと作業に時間がかかります。
- 飛び飛びで指定することも可能です。

- 平均値が表示されたら完了です。

AVERAGE関数は簡単でしたね!
AVERAGEIF関数の使い方|範囲内の平均値を求める
AVERAGEIF関数は範囲内の条件に一致するすべてのセルの平均値を求めるのに使います。
難しく感じますが、条件を指定して求めたい平均値だけを抽出するイメージです。図を使って説明していますのでイメージしやすいと思います。
それでは見ていきましょう。

- 初めに範囲を指定します。

- 条件を指定します。条件は範囲内の値を記載します。
- 上記では「AVERAGEIF(B5:B40,G2」となってますが「G2」を「”1月”」と記載しても同様の設定となります。

- 平均対象の範囲を指定します。この場合は平均値を求めたい値の範囲を指定します。

- STEP2で「G2」と指定したため対象月に「1月」と入力すると1月の平均電気代が表示するようになっています。

STEP2でセルを指定するとセルの値を変更するだけで済むので楽かな~
AVERAGEIFS関数の使い方|複数条件の平均値を求める
AVERAGEIFSは複数の検索条件に一致するすべてのセルの平均値を求めるのに使います。AVERAGEIF関数との違いは複数の検索条件を指定できるかどうかになります。
AVERAGEIFS関数で複数の条件を指定しなければいけないわけではなく一つの条件でも動作します。こちらではAVERAGEIFSを使用して一つの条件を使った方法と複数の条件を指定する方法を説明します。

- AVERAGEIFS関数で平均対象範囲の指定をします。
- 上記例ではガス料金を指定しています。

- 条件範囲指定1の範囲指定をします。
- 上記例では「月」を指定しています。

- 条件1の範囲指定をします。
- 上記例では「対象月」を指定しています。

- 以上がAVERAGEIFS関数の複数指定しない方法です。

複数の条件を指定しないならAVERAGEIFS関数を使わなくてもいいかも(◍´◡`◍)
AVERAGEIFS関数の複数条件の方法
AVERAGEIFS関数の複数条件を指定した方法を説明します。例えば「A or B」「1 or 2」「Y or Z」という選択肢があります。その中から組み合わせ「A and 1 and Z」の条件に当てはまる値を検索したい場合に使用します。
それでは見ていきましょう。

- 平均対象範囲の指定をします。
- 上記例では「売り上げ」の範囲が指定されてます。

- 条件1の範囲を指定します。
- 上記例では「店舗」を指定しています。

- 上記と同様に条件範囲2,条件2を指定します。
- 上記例では条件範囲2「移動」で条件2「バス」を指定しました。

- 上記と同様に条件範囲3,条件3を指定します。
- 上記例では条件範囲3「月」条件3「対象月」を指定しました。

- AVERAGEIFS関数の複数条件が完了しました。

AVERAGE関数以外は使う機会が少ないかもしれません😊
エクセルで縦書きと横書きを混在する方法を説明します。


最後までご覧いただきありがとうございます。