【Windows10】シャドウコピーの設定方法|外付けHDDなどにおすすめ

今回は「シャドウコピー」でバックアップする方法を紹介します。

またシャドウコピー(バックアップ)を外部の記録媒体を使用していて、ファイルや写真などを誤って削除してしまった場合や、Excelファイルなどを編集したが、元に戻したい方におすすめしたい設定内容となります。

Windows上の画像やファイルなどのシャドウコピー(バックアップ)につきましては、上記画像のようなパソコンに外付けHDDやUSBメモリなどを使用するのが一般的です。

というのもパソコン上にファイルを保存してあると、パソコンが故障したりするとファイルが取り出せなくなる可能性があるため、故障確立の高いパソコン上ではなく、外部の記録媒体に保存することがシャドウコピー(バックアップ)として望ましい形となります。

関連記事|Windows 10/11で外付けHDDが表示しない認識しない場合の確認とデータ復旧

Windows11」と「Windows10」で同様の設定となりますので、どちらでも設定可能です。
※厳密には異なるかもしれませんが「シャドウコピー」をバックアップとして記事を書いています。

シャドウコピーの詳細については公式ページに記載があるため宜しければご覧ください

ボリューム シャドウ コピー サービス|Microsoft

目次

ファイルの削除や破損に備えるシャドウコピーの設定方法

ファイルを誤って削除した場合や編集して元に戻したい場合などあると思います。ファイルをコピーしてあると簡単に元に戻すことが可能ですが、ファイル編集するたびにコピーなどは行わず、また家族や他の人が誤って削除することも考えられますので、下記の設定を行ってバックアップを取得することをおすすめします。

今回はDドライブ(外部記録媒体)がバックアップ対象で設定を進めます。

① Excelファイルが4つ、Wordファイルが3つ保存してあるDドライブ内がバックアップ対象となります。

② 「タスクスケジューラー」を起動します。「タスクスケジューラー」は検索を行うか、Windows10でしたらWindowsスタートメニュー内の「Windows管理ツール」内にタスクスケジューラーがあります。Windows11はWindowsスタートメニュー内の「すべてのアプリ」から「Windowsツール」にタスクスケジューラーがあります。

③ 「タスクスケジューラー(ローカル)」内の「タスクの作成」を行います。

④ 「名前」は任意の名前を付けて、「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。

⑤ 「トリガー」タブの「タスクの作成」で「新規」をクリックします。

⑥ 「新しいトリガー」でタスクの設定を行います。基本的には「毎日」にチェックを入れて、開始時間は毎日どれぐらいにパソコン起動していて、何時ぐらいにバックアップを開始するかを決めます。「繰り返し間隔」にチェックを入れて、何分もしくは何時間おきにバックアップを取得するかを指定します。間隔の時間は任意の数字入力することが可能です。

⑦ 「操作」タブの「新規」をクリックします。

⑧ 「プログラム/スクリプト」に「wmic」と「引数の追加」項目に「shadowcopy call create Volume=D:\」を入力しています。「D」はDドライブの「D」となります。他のドライブをお使いでしたら他のドライブを指定してください。

⑨ 「条件」タブの電源項目の「コンピューターをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する」のチェックを外します。

⑩ 「設定」タブは特に変更はありません。「OK」をクリックします。

⑪ 「ユーザー名」「パスワード」を求められますので、ログイン時に使用している「ユーザー名」「パスワード」を入力します。

⑫ 「タスクスケジューラでタスクを作成できません。ユーザーアカウントが不明であるか、パスワードが正しくないか、またはユーザーアカウントにこのタスクを作成するアクセス許可がありません。」と表示されることがあります。その場合は「⑬、⑭」を行ってください。

表示されなかった方は読み飛ばして進めてください。

⑬ 「全般」タブの「ユーザーまたはグループの変更」をクリックします。

⑭ 「選択するオブジェクト名を入力してください」で「system」と入力して「名前の確認」をクリックして、「OK」をクリックしてください。

以上で指定の時間にバックアップファイルが作成されます。次にバックアップファイルの容量の確認とバックアップファイルの復元方法を紹介します。

バックアップファイルの容量確認

バックアップするファイルの容量をしていることが可能なので、容量の設定と確認方法を記載します。

① Windowsスタートメニュー横の検索窓から「復元ポイントの作成」と検索します。

② 「システムのプロパティ」の「システムの保護」にある、今回バックアップ対象のドライブをクリックして「構成」をクリックします。

③ 今回準備したDドライブは1000GB(1TB)となりまして、その10%をバックアップとして使用するように設定しています。

またYoutubeにも上記設定方法をアップロードしていますので宜しければ閲覧ください。

バックアップファイルの復元方法

バックアップファイルの復元方法を紹介します。今回の設定を行っていないと「以前のバージョン」には何も表示されません。また設定を誤っていると同様に何も表示されませんのでご注意ください。

① バックアップ対象の「Dドライブ」内の復元を行いたいフォルダで右クリックからプロパティを開きます。

② 「ファイルのプロパティ」の「以前のバージョン」タブにバックアップしたファイルやフォルダが表示されます。復元対象フォルダをダブルクリックするか、「開く」をクリックします。

③ バックアップしたフォルダが起動しますので「フォルダパス」にバックアップ日付が表示されて、今回の対象か確認してください。

④ 上記では現在のフォルダ内のファイル数は「3」となってますが、バックアップが取れていれば「7」表示されます。このように誤って削除してしまってバックアップがあれば復元可能となります。

シャドウコピーからの復元方法をYoutubeで紹介しています。よろしければ閲覧ください。

以上でシャドウコピーの設定方法と復元方法の紹介となります。

最後に

Windows11のバックグラウンドアプリを一括で無効にする方法を紹介しています。

不要なバックグラウンドアプリを無効化することで動作が軽くなることがあります。

おすすめの設定なのでよければアクセスください。

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