
Windows 11で使用可能なディスクのクリーンアップ方法と注意点を紹介しています。
- パソコンに保存されている不要なファイルなどを削除して綺麗にすることが可能です。
- 不要なファイルなどを削除することによりアプリの動作が速くなったり、パソコンの起動も速くなることがあります。
- Windows10からWindows11へアップグレード直後などにクリーンアップする時はアップグレードファイルを削除しないように注意しましょう。
- ※不要なファイルとはWindows Updateのファイルや一時ファイルと呼ばれるファイルなどを指しています。
それではディスククリーンアップについて見ていきましょう。
デフラグについて
ディスククリーンアップと似たような意味でデフラグと呼ばれる言葉があります。
デフラグはデータの保存や削除を繰り返し行うことで発生する断片化を解消して最適化処理することを指します。

断片化を解消して最適化処理とは?

断片化の最適化処理はイメージしずらいですよね。簡単に言うと引き出しのごちゃごちゃを整理して取り出しやすいようにすることです
並び替えをするだけなのでファイルの削除などはしないです

じゃ早速デフラグしてみよう♪

ちょっと待ってください。Windows10とWindows11ではデフォルトで自動デフラグするように設定されています
まずは自動でデフラグされるように設定されているか確認しましょう

確認します!

虫眼鏡などの検索フォームから「ドライブのデフラグと最適化」と検索します。

ドライブの最適化で「設定の変更」をクリックします。

最適化のスケジュールでスケジュールに従って実行する(推奨)(R)にチェックが入っていることを確認します。
「スケジュールに従って実行する(推奨)(R)」にチェックが入っている場合は自動でデフラグが行えます。
ディスクのクリーンアップ
ディスクのクリーンアップについて紹介します。デフラグは断片化したファイルの整理、解消して断片化したファイルの最適化することが目的ですが、ディスククリーンアップは一時ファイルなどを削除します。
不要なファイルなどを削除することにより、起動が速くなったり、空き容量を増やすことが可能です。

ディスククリーンアップは不要なファイルとかを削除するから頻繁にクリーンアップをした方が良さそう。

ディスククリーンアップは2~3ヶ月に1回程度で十分ですよ。頻繁に行ったから動作が速くなるということもありませんので。

頻繁に行った方が速くなるということもないんだね。2~3ヶ月に1回程度、クリーンアップするようにしましょう!

エクスプローラー(フォルダ)からPCにアクセスします。

Cドライブを右クリックしてプロパティをクリックします。

ディスクのクリーンアップをクリックします。

システムファイルのクリーンアップをクリックします。

Windows Updateファイルなどのシステムファイルも表示されます。必要な項目にチェックを入れてOKをクリックしてクリーンアップを実行します。
ディスクのクリーンアップ消していいもの
ディスクのクリーンアップで消していいものは?ですが、基本的に全て消してしまって問題ありません。
注意点としてWindows Updateファイルやインターネット一時ファイルも削除されるため、再度ダウンロードされることがあります。
またWindows10からのアップグレードや大型アップデート直後はクリーンアップしないように注意してください。アップグレードプログラムを削除すると元に戻せなくなってしまいます。
ディスククリーンアップの説明については下記へ記載します。
Windows Updateのクリーンアップ
Windowsでは、新しいバージョンの更新プログラムをインストールした後でも、Windows Updateからインストールしたすべての更新プログラムのコピーを保持しています。Windows Updateのクリーンアップを実行すると、領域を占有している不要になった古いバージョンの更新プログラムが削除または圧縮されます(コンピューターの再起動が必要になる場合があります)。
Windowsアップグレードログファイル
Windowsアップグレードログファイルには、Windowsのインストールアップグレードやサービスの実行中に問題が発生した場合に、その問題を識別したりトラブルシューティングしたりするために使用される情報が含まれています。これらのファイルを削除すると、インストール時のトラブルシューティングが困難になります。
ダウンロードされたプログラムファイル
特定のページを表示したときにインターネットから自動的にダウンロードされるActiveXコントロールやJavaアプレットです。これらは、ハードディスクの[DownloadedProgramFiles]フォルダーに一時的に保存されます。
インターネット一時ファイル
[TemporaryInternetFiles]フォルダーには、アクセスを速くする目的で、ハードディスクに保存したWebページがあります。ハードディスクに保存したWebページには、Webページ用に設定した個人用設定がそのままの状態で保存されます。
Windowsエラー報告とフィードバックの診断
Windowsエラーとユーザーのフィードバックから生成された診断ファイル。
DirectXシェーダーキャッシュ
グラフィックスシステムによって作成されたファイルをクリーンアップします。これにより、アプリケーションの読み込み時間を高速化し、応答性を向上させる可能性があります。これらは必要に応じて再生成されます。
配信の最適化ファイル
配信の最適化は、Microsoftから更新プログラムをダウンロードするために使用されます。これらのファイルは専用のキャッシュに格納され、ローカルネットワーク上の他のデバイスにアップロードされます(設定でこのような使用が許可されている場合)。空き領域が必要な場合は、これらのファイルを削除しても問題ありません。
デバイスドライバーパッケージ
Windowsでは、新しいバージョンのドライバーをインストールした後でも、Windows Updateやその他のソースから以前にインストールされたデバイスドライバーパッケージのコピーをすべて保持しています。このタスクを実行すると、不要になった古いバージョンのドライバーが削除されます。各ドライバーパッケージの最新バージョンは残されます。
言語リソースファイル
キーボード、音声入力などの使用されていない言語リソースファイルを削除します。
ごみ箱
ごみ箱には、コンピューターから削除されたファイルが格納されています。ごみ箱を空にするまでは、ファイルは完全には削除されません。
一時ファイル
アプリは一時的な情報を特定のフォルダーに保存する場合があります。これらの情報をアプリが自動的にクリーンアップしない場合は、手動でクリーンアップできます。
一時Windowsインストールファイル
Windowsセットアップにより使われたインストールファイルです。これらのファイルはインストール処理から残されたもので、削除しても問題ありません。
縮小表示
Windowsでは、新しいバージョンの更新プログラムをインストールした後でも、Windows Updateからインストールしたすべての更新プログラムのコピー一を保持しています。Windows Updateのクリーンアップを実行すると、領域を占有している不要になった古いバージョンの更新プログラムが削除または圧縮されます(コンピューターの再起動が必要になる場合があります)。
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高速スタートアップを無効にすることで、ちょっとした不具合が解消することがあります。パソコンにトラブルを抱えている場合は試してください!
まとめ
ディスククリーンアップは、Windows10とWindows11で有用なツールです。不要なファイルを削除し、パソコンのパフォーマンスを向上させるための手段として活用できます。以下がポイントです。
- ディスククリーンアップのメリット:不要なファイルの削除により、アプリの動作が速くなり、パソコンの起動も迅速になります。空き容量を増やす効果もあります。
- 注意点:特にWindows10からWindows11へのアップグレード直後は、アップグレードファイルを削除しないよう注意が必要です。また、一般的な不要ファイルや一時ファイルが対象です。
- ディスククリーンアップ手順:エクスプローラーからPCにアクセスし、Cドライブを右クリックして「ディスクのクリーンアップ」を選択。システムファイルのクリーンアップを行い、不要な項目にチェックを入れて実行します。
- 頻度:ディスククリーンアップは2~3ヶ月に1回程度行うことが適切です。頻繁な実行は効果が限定的です。
ディスククリーンアップによって、パソコンの動作がスムーズになり、空き容量を確保することができます。正しく行うためには注意点を守り、頻度を適切に調整することが大切です。ディスククリーンアップの実行によって、より快適なパソコンライフを送りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます🎵