
バッチファイルでexeファイルを実行するにはstartコマンドかcallコマンドでファイルの実行が可能です。
startコマンドとcallコマンドの主な違いは実行のタイミングになります。startコマンドは指定したコマンドと別のコマンドの実行が可能です。callコマンドは一つずつプログラムを実行するのが特徴です。
今回はstartコマンドとcallコマンドの実行のタイミングについて紹介します。

バッチファイルでexeファイルの実行を考えてるけど何か良い方法ないかな?

それならstartコマンドとcallコマンドが使えるよ!簡単なのでおすすめ😊
startコマンドとcallコマンドの詳細については公式ページをご覧ください
親バッチ プログラムを停止せずに、1 つのバッチ プログラムを別のバッチ プログラムから呼び出します。 call コマンドには、呼び出しのターゲットとしてラベルを指定できます
Call|Microsoft
指定したプログラムまたはコマンドを実行する別のコマンド プロンプト ウィンドウを起動します。
Start|Microsoft
目次
exeファイルの実行可能なコマンド
コマンドでexeファイルの実行するコマンドにstartコマンドとcallコマンドがあります。
startコマンドとcallコマンドにはそれぞれ特徴がありますが、注意点としてstartコマンドとcallコマンドは置き換えるだけでは実行ができません。
start *****
call *****
今回はExcelとWordの実行を例について紹介します。それでは見ていきましょう。
startとcallのバッチファイル作成
STEP
start.batとcall.bat

- start.batファイルとcall.batファイルの作成
STEP
start.bat

- start.batファイルの記述内容。
- startコマンドでは下記のようにexcel.exeやword.exeの記述だけでパスが呼び込めます。
start excel.exe
start winword.exe
STEP
call.bat

- call.batファイルの記述内容。
- callコマンドでは実行ファイルパスを指定します。
※一部「notepad.exe」などのwindows純正アプリなどは「call notepad.exe」で実行可能です。
call "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\excel.exe"
call "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\winword.exe"
STEP
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STEP
start.batの実行

- start.batファイルを実行するとExcelとWordが同時に起動します。

startコマンドはexeファイルの複数起動ができるよ❗
STEP
1.call.batの実行

- call.batのcallコマンドは一行ずつ実行します。
- Execlファイルを閉じると次のコマンドが実行します。
STEP
2.call.batの実行

- Excelファイルを閉じるとWordファイルが起動します。
- コマンドが一つずつ実行されるため前のファイルを閉じないと次のコマンドが実行されなく進みません。
STEP
startの実行例

- startコマンドでフルパスのexcelファイルなどを実行する場合の記述方法。
- startコマンドの前に「””(ダブルクォーテーション)」を使います。これはダブルクォーテーションでファイルパスを指定しているためです。
start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\excel.exe"
start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\winword.exe"

startコマンド難しく感じることはないですよ!慣れると簡単便利!
バッチファイル作成についてよろしければ下記のブログをご覧ください。
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