【Windows10】パスワード省略して自動ログインする方法とレジストリの設定

Windows 10で起動時のパスワード入力を省略して自動でログインする方法と自動ログイン設定を解除して元に(パスワード入力)戻す方法を紹介します。

自動起動の設定には「netplwiz」コマンドから「ユーザーアカウント」の設定画面を呼び出して設定を行います。

また「netplwiz」コマンドからの設定だけでは自動起動の設定が行えない場合もあるためレジストリ設定を含めて紹介します。

netplwiz」のコマンドだけで設定が行える場合は作業時間は「5分」で完了する簡単な作業です。

Windows10の初期設定やトラブルの対応方法についてよろしければご覧ください。

プロフィール
ちんあなご2匹

こんにちは。ちんあなごです。

ちんあなごはIT業界で15年以上働いていてパソコンや周辺機器の選定も行っています。

日々ユーザー対応を行っているため、ユーザー目線でトラブル解決することを目指しています。

目次

自動ログイン方法「netplwiz」のみ

今回使用したWindows10のバージョンは「21H2」です。パソコン起動するたびにパスワード入力するのはめんどくさい!という方におすすめしたい手順となります。

設定には「netplwiz」というコマンドやレジストリの編集で「regedit」というコマンドを使用しています。

今回はレジストリを編集する方法を紹介しますので参考になれば嬉しいです。

はじめにレジストリを編集せずに「netplwiz」のみで設定がおこなえるか確認します。

「netplwiz」の使用手順

Windowsマーク横の虫眼鏡マークの検索ボックスに「netplwiz」と入力してEnterを押して実行します。

「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックボックスが表示される方は、チェックを外して、パスワード入力して再起動を行い、自動ログインできることを確認してください。

以降の作業はレジストリ編集方法となります。「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックボックスが表示されない方は、以降のレジストリの編集する方法の手順に沿って設定を行ってください。

レジストリを編集する方法

はじめに対象のレジストリの保存場所を記載します。

HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Microsoft → Windows NT → CurrentVersion → PasswordLess → Device

Device内の「DevicePasswordLessBuildVersion」のファイルを編集するのが今回の作業となります。以下手順となります。

Windows10のスタートアップの登録や削除を行うことで起動がスムーズになることがあります。参考になると嬉しいです。

レジストリエディターの起動

虫眼鏡マークの検索ボックスに「regedit」と入力してEnterを押して実行します。

「ユーザーアカウント制御、このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」でレジストリエディターの許可を求められましたら「はい」をクリックします。

レジストリエディターが起動します。

対象のレジストリへのアクセス

「HKEY_LOCAL_MACHINE」の横矢印をクリックして項目を表示させます。

「SOFTWARE」の横矢印をクリックして項目を表示させます。

「Microsoft」の横矢印をクリックして項目を表示させます。

「Windows NT」の横矢印をクリックして項目を表示させます。

「CurrentVersion」の横矢印をクリックして項目を表示させます。

「PasswordLess」の横矢印をクリックして項目を表示させます。

レジストリのバックアップ

Device」をクリックします。

バックアップのために「Device」を右クリックしてエクスポートします。

任意のファイル名を付けてファイルを保存します。

対象のファイル名で保存されていることを確認します。

レジストリの修正

「DevicePasswordLessBuildVersion」を右クリックして「修正」をクリックします。

値のデータを「2」を変更します。

値のデータを「0」へ変更して「OK」をクリックします。

「コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device」内の「DevicePasswordLessBuildVersion」のデータの項目が「0x00000000(0)」となったことを確認して、レジストリエディターを閉じます。

パソコン再起動後に自動起動の設定

レジストリの設定反映のため再起動を行います。

虫眼鏡マークの検索ボックスに「netplwiz」を入力してEnterを押して実行します。

レジストリを変更したことにより、「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックボックスが表示されます。

「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックをはずして「OK」をクリックします。

自動サインインのダイアログが表示されますので、ログイン時のパスワードを入力して「OK」をクリックします。

最後に自動ログインの設定が正しく行われたかチェックをするために再起動を行って、自動ログインの確認をしてください。

自動ログイン設定を解除する方法

自動ログインの設定を解除(元に戻す)必要があった場合に以下の手順で元に戻します。レジストリの変更を行っていた場合は、レジストリの設定も戻します。

ユーザーアカウントの設定を戻す

虫眼鏡マークの検索ボックスに「netplwiz」を入力してEnterを押して実行します。

「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックが外れています。

「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを入れて「OK」をクリックします。

レジストリ設定を戻す

バックアップで保存した「device」レジストリのファイルをダブルクリックして実行します。

「ユーザーアカウント制御、このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」でレジストリエディターの許可を求められましたら「はい」をクリックします。

レジストリエディターの警告が表示されます。「続行しますか?」で「はい」をクリックします。

レジストリエディター「〇〇〇〇に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。」と表示されましたら「OK」をクリックして、再起動して元に戻す作業は完了となります。

Windows10 バージョン「2004」以降をインストールを行った場合はレジストリ編集が必要になるようです。

設定は少し難しいように感じますが、自動ログインの設定を行っていると、パスワード入力のわずらわしさから解放されますので、個人用のPCでしたら設定を行っている方が多いのではないでしょうか。

まとめ

本記事ではWindows10の自動ログイン方法を説明しました。

難しい手順などは必要なく、手順に沿って設定すると自動でログインされるようになっています。

参考になると嬉しいです。

Windows10のエディションが不明な場合は下記の記事を参考に確認が行えます。よろしければご覧ください。

ちんあなご

最後までご覧いただきありがとうございます。このブログが参考になると嬉しいです。

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