
LARGE関数は指定した範囲内の大きな値を抽出することができる関数となります。抽出する数値は範囲内から指定可能なため大きい順から何番目でも大丈夫です。
またLARGE関数では必ず何番目を抽出するか指定する必要があります。
関数は「=LARGE($B$3:$B$12,D3)」のように記載します。「$B$3:$B$12」は抽出する範囲、「D3」は抽出する順位を記載します。
※上記ではセルを指定しましたが、「"1"」と数字をダブルクォーテーションで囲むことで1番目を抽出するように指定することも可能です。
そしてLARGE関数では複数条件を指定は行えません。そのため別の関数を使用する必要があります。今回はLARGE関数のように使用できる「MAXIFS関数」を使って複数条件の指定方法を説明します。

LARGE関数では複数条件できないよね?

そうだね!そういう場合はMAXIFS関数使うといいよ~

さっそくやってみよう
(◍ᐡ₃ᐡ◍)
IF関数とセルに色付けを組み合わせる方法を下記の記事で紹介しています。よろしければご覧ください。
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日々ユーザー対応を行っているため、ユーザー目線でトラブル解決することを目指しています。
目次
LARGE関数とMAXIFS関数の使い方
最初に関数の説明をすると、LARGE関数は指定した範囲内の大きい値を抽出することが可能です。抽出する順番などは任意で指定可能です。そのため簡単に設定することができます。
MAXIFS関数はLARGE関数が複数条件の指定が可能になったような関数です。LARGE関数だけでは抽出できない場合に使用します。
それでは見ていきましょう。
LARGE関数を使おう
STEP
=LARGE

- LARGE関数は「=LARGE」と入力します。
STEP
配列

- LARGE関数の配列に対象の範囲を指定します。
STEP
順位

- LARGE関数の順位に「D3」を指定しています。
- 「D3」ではなく「"1"」と入力しても大丈夫です。
STEP
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STEP
LARGE関数

- 「=LARGE($B$3:$B$12,D3)」と入力しました。
- コピーする時に範囲がずれないように「$B$3:$B$12」として固定します。
STEP
関数のコピー

- 作成したLARGE関数をコピーします。
MAXIFS関数を使おう
STEP
=MAXIFS

- MAXIFS関数は「=MAXIFS」と入力します。
STEP
最大範囲

- 最大範囲を設定します。こちらでは得点を指定しました。
STEP
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STEP
条件範囲1と条件1

- 条件範囲1と条件1を指定します。性別の「女」を条件としました。
STEP
条件範囲2と条件2

- 条件範囲2と条件2を指定します。住所1の「東京都」を条件としました。
STEP
条件範囲3と条件3

- 条件範囲3と条件3を指定します。住所2の「千代田区」を条件としました。
STEP
MAXIFS関数

- 複数の条件を指定したMAXIFS関数が完了しました。
- 作成した関数が指定したのが黄色のセルになります。設定通りに動作確認しました。
- ※黄色セルは分かりやすいように色付けしました

MAXIFS関数で複数条件を指定できるけどあまり使う機会はないかも( ˶ᵕ ﻌ ᵕ˶︎ ︎)
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